なぜ石風呂専門店は「この石」を選ぶのか
石風呂専門店が使用する石はこちらです。
こちらの原石は石材業界では通称「サビ石」と呼ばれています。無造作に転がっていますが、全て1個4トン以上のお宝級の原石です。






この石の面白いところは「石らしい石」であるとこで、格好をつけた言い方をすると「通好み」、「玄人向け」でしょうか。「通好み」「玄人向け」というだけあって、取り扱いが難しい石で、今まで何度も失敗し痛い目をみてます。非常に手強い石でもあります。
このサビ石はビルの外壁や床にも使用され、あべのハルカス展望台エントランスの床にも使われています。強度よし粘りよしな上に、ガラも出たりと、使い手の感性が試されている石にも思えます。



乾いた状態でも十分美しいですが、石風呂として濡れた状態になると真価を発揮。特有の模様がはっきり出てきて美しさが際立ちます。この自然の模様は、われわれ職人がいかに技術で形を作ろうが決して真似できないのです。


STクラフトの作る石風呂は、このように1個1個の原石の大きさと模様などを吟味に吟味を重ねて作られています。
今から加工を始める石風呂の原石。加工前から形も模様もすでに美しく完成を想像するとワクワクします。販売するのが惜しいくらいの原石です。今まで作った石風呂も全てですが、基本「自分が欲しい」と思える製品を作っています。



