STクラフトの想い
株式会社STクラフト代表取締役 畑中 靖士

株式会社STクラフト代表取締役、畑中靖士です。
いつも本当にありがとうございます。
わたしたちは兵庫県最北部、豊岡市という人口たった7万人の小さな町で石に関わる仕事をしております。
ほんとうに小さな小さな会社です。
意気揚々と開業してからはや20年以上、ほんとうにいろんなことがあり、いろいろな人に助けてもらいました。
ネットの影響からでしょうか、特にここ数年で私たちSTクラフトの活動が、思わぬ大きく、そして広く広く広がって、以前のような地元の仕事だけをしていたときとは比べものにならないような規模に成長してまいりました。
毎日いろいろな方からたくさんのお問合せを頂く機会が多くなった今、一体どのような会社なのか、日々、どのような想いで石と向き合っているか、そして石という仕事を通して、わたしたちは何を伝えたいかを書かせていただきたいなと思います。
わたしたちの想い
100年前の先達にも負けない仕事であること。
100年後の後進をも感動させられる仕事であること。
想いの原点となった出来事

私たちSTクラフトの拠点、兵庫県豊岡市にある小さなホテル。ホテル1925。
もとは銀行の建物であったという。
名前の通り、建物ができたのが1925年。
なんと大正最後の年だ。
この100年も前の、古くて小さいこの建物の改修工事に携わったとき、わたしの想いはできた。
100年後の今でも、凛とした石部分。
100年風雪にさらされながらも、なおも美しい外壁の石部分。
現代でも十分通用する、いや逆に今のわたしたちでできるのかと思わず見入いる。
とくに驚くべきは、随所に見られる石への想い。
丁寧に丁寧に手加工された細かい細工。
決し見えない石の裏面まで想いが詰まった加工の数々。


震えた。わたしは想った。
そう、わたしたちが目指すもの。
100年前の先達に負けない仕事をすること。
いまの人たちに喜びと感動を与えられる仕事であること。
100年後の後進をも震えさせる仕事であること。
そして100年以上、想いが伝わる仕事であること。
